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【乳がん(早期発見のために自己検診を)】
- 2018/11/10
他の多くのがんと同様に、乳がんも早く見つけることができれば決して怖いものではありません。
お年寄りの中には、がんが見つかるのが怖くて、検診を受けなかったという方が結構いらっしゃいますが、
ご自分でも気づかないような小さながんが検診で見つかればラッキーだと考えるべきです。
もちろん早期で見つかれば良好な予後が期待でき、天寿を全うすることができます。
乳がん早期発見のためには自己検診が大切です。
乳がん患者の90%以上は、乳房のしこりを触れて受診された方です。
日頃から1~2ヶ月に1度くらいは、ご自分の胸を触って調べるようにしてください。
日頃の状態を知っていれば、それとは違ったものが触れればすぐわかるはずです。
5mmくらいの小さながんのしこりをご自分で見つけて、受診された方もいらっしゃいます。
また、乳頭の先からお乳とは違う液が分泌される異常に気付いて見つけられるがんもあります。
しかし症状がなく、触りもしないものも稀にあります。
それらに対しては、乳腺のレントゲン写真であるマンモグラフィを加えた乳がん検診を
1年に1回程度受診することが有効です。
なお、乳がんの危険が高いとされるものに、
①年齢40歳以上 ②未婚の30歳以上 ③初産年齢30歳以上 ④閉経年齢55歳以上
⑤良性乳腺疾患の既往 ⑥乳がんの既往 ⑦乳がんの家族歴 などが挙げられています。