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「運動不足病」は成人病(中年病、生活習慣病)の第1段階
- 2019/10/30
成人病(中年病、生活習慣病)は、現代病または文明病と言われることは、これまでも記述しましたが、文明化した現代は、電力による機械化・オートメール化の発達によって、いわゆる『省力化』が行われ、歩くことも、手足を使うことも、極端に少なくなりました。
このため運動不足は、圧倒的になりました。
また、物質的に豊かになって、住居や衣服で常に快適さが保たれるようになったため、環境への適応力が低下しました。
食物も、美味なものが宣伝にのって、豊富に出回っていますので、どうしても、美食の過食に陥りがちであります。
この運動不足と過食とのために(カロリーの収支がアンバランスになり)太り過ぎが起こる、ということになるわけです。
そのようなわけで、太り過ぎは、「成人病(中年病、生活習慣病)への切符」と言われ、カロリーを消費するために、『走れ』『歩け』が、健康法として、ブームになってきたのです。
ですが、走れ、歩けが健康法としてよいのは、カロリー消費のためだけではないのです。
もっといろいろな面から、健康に良いのです。
ちょっとて手足を動かすだけでも、手足だけでなく全身の血液循環が促進され、栄養分は体組織の隅々まで行き渡ることになります。
また、脳の血液も良くなり、頭の働きはよくなり、気分も爽快になるのです。
これは、運動によって、全身の代謝が促進され、老廃物を取り除き、酸素や栄養物質が豊富である新鮮な血液を送り込むことになり、そのため、細胞や組織の栄養、活力は改善されるからです。
代謝病、例えば肥満とか糖尿病、動脈硬化、高血圧症なども、運動を適度に行うことによって、良くなっていくのであります。
成人病(中年病、生活習慣病)の予防対策としても、第1に挙げられるのが、実は、この運動なのです。
一時的なブームに終わらせてはなりません。
今や運動不足は、『運動不足病』として、成人病(中年病、生活習慣病)の第1段階であることが知られ、何よりもまず、これを治すことが急務です。