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「脂肪太り」は警戒信号②
- 2019/10/24
「肥満」とは、いわゆる太り過ぎのことで、一般的には、身長に比べて体重が多過ぎることを言いますが、それも「脂肪」がつき過ぎて太っていることを言います。
例えば、運動選手のように、筋肉が太くなったり(筋肉太り、固太り)、身体に水分が溜まって(むくみ、浮腫)体重が重くなっても、肥満とは言えません。
肥満と言いますのは、皮下や臓器の周りに脂肪が必要以上に蓄積して起こっているもので、いわゆる「脂肪太り」というのがそれであります。
鳥や獣は、秋になりますと脂肪がついて太ってきます。
これは、寒さを避けたり、栄養分を蓄えたりする必要からそうなるのです。
また人間でも、女性は男性よりも脂肪組織が多く太っているのは、胎児に栄養を供給し、授乳したりする母性機能のために必要だからです。
そして、女性特有の丸味を帯びた体型は、女性の魅力と健康のシンボルでもあります。
若い女性の美しさは、全身に満遍なく皮下脂肪がついて、はち切れそうなところにあるのに、食べ物を食べずに痩せることにうれきみをやつしているのは、栄養不足による貧血や内臓下垂踊を起こすもととなり、女性の美しさと健康を自らの手で拒否しているようなものです。
皮下脂肪は、男性にとっても、体重を保ち、内臓を守り、栄養分を蓄えたりする重要な働きをしているので、ある程度脂肪がついている必要があります。
そこで、この脂肪の付き方(肥満度)が問題になります。