- トップページ
- >
- 欲求不満の食事①
欲求不満の食事①
- 2019/10/25
肥満には色々の種類がありますが、大部分は、食べ過ぎによるもの、つまり、食事から摂るカロリーの総量が、消費されるcalに比べて多過ぎるためです。
これを食餌性肥満(または単純性肥満)と言います。
肥満度50%の中年者は、歩くのにも身体が重く、走ることは苦手になります。
ちょっと急いだり、階段を上ったりしますと、息切れがします。
女性は、ご飯も食べない、おかずもあまり食べないのに太る、と言いす。
よく聞いてみますと、ジュースを3本も飲む、果物やピーナッツ、せんべいなどを間食します。
また、『発作的に』お菓子や饅頭などを2つも3つも、ペロリと食べます‥計算をしてみますと、1日1,500kCalで十分だというのに、2,500~3,000kCalも摂っています。
中年男性では、食事はほとんどしませんが、酒やビール、ウイスキーを大量に飲むという場合もあります。
ウイスキーはシングル1杯で80kCal、日本酒1合では200kCal、ビール大瓶1本で250kCalもあります。
酒のみが太っていますのは、カロリーの摂り過ぎのこともありますが、実は、体内で物質代謝がスムーズにいかなくなったためでもあります(代謝障害)。
太り過ぎは、つまりは代謝障害であり、摂取カロリーを減らせば(1日1,000kCal以下、『500kCal減量食』というものであります)、それを1~2週間も続ける(腹が減って苦しいものですが)と、効果は表れ、ついには、標準体重近くまで痩せられるのでしょう。
しかし、このような場合は、ちょっと油断すればすぐ元に戻ってしまいます。
この続きは、次回に掲載します。