- トップページ
- >
- 「まとめ・ドカ食い」は「力士体型」への最短距離①
「まとめ・ドカ食い」は「力士体型」への最短距離①
- 2019/10/27
食べ物の質と量と共に「食事の仕方」(食べ方)も、肥満と深い関係のあることが知られています。
朝はコーヒーにミルク、昼も一品、その代わりに夕食はたっぷり食べる。
というのが、欧米の食事では一般的です。
我が国でも『朝食抜きで、昼は外食、夕食は御馳走をたっぷり』という家庭が多くなっています。
ニューヨークのある病院で、肥満者の調査をしたところ、夕食に『まとめ食い』しているものが大部分であったと言います。
そして、このような『摂食パターン』をする人たちは、寝付きが悪く、朝は目覚めが悪く、食欲もないのでほとんど食べない。
このような症状を『夜食症侯群』または『夜食症』と呼びます。
動物園のライオンなども、1日の食糧を、一度に食べさせる訓練をしますと、空腹時に一挙に食べてしまい、あとは、悠々と寝そべっていると言います。
ネズミなどでも、大量を『まとめ食い』をさせますと、肥満型になってきます。
人間も、1日に一回の大量食事をしますと、1日に2~3回に分けて食べるよりも、脂肪がつきやすいことが認められています。
日本の力士は、一度の『まとめ・ドカ食い』をして、あのような太った身体を作り上げてきたのです。
ですが、一度に大食いしますと、食後にインシュリン(膵臓から分泌されるホルモン、これが不足しますと、糖尿病が起こります)の血中値が、正常時の2倍以上にも上がることが分かっており、このような食生活を続けていますと、インシュリンの分泌が悪くなって、血糖値が上がり(血液中の糖分が多くなる)、糖尿病が起こってくることにもなります(お相撲さんに糖尿病が多いのもこのためです)。
この続きは、次回掲載します。