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少しのストレスはかえって健康を保つ元となる①
- 2019/10/09
毎日決まった時刻に起床し、決まった電車で出勤するビジネスマンが、何かの都合で起床が遅れ、いつもの電車に間に合わなかったとします。
その人は、会社へ着く間中何もかもモヤモヤした不快な気分に悩まされることになるでしょう。
あるいは、雨が降ったり、風が吹いたり、寒かったりしますと、何となく身体の調子が悪く、出勤するのがおっくうになるものです。
また、通勤電車が酷く込んだ時には、会社に行っても、疲れていて、仕事に精が出ないということもあるでしょう。
このように、精神的、あるいは肉体的な刺激を受けますと、私達の身体は、ゴムまりが押さえつけられた時のように、ひずみを起こします。
ですが、これはやがて元に戻ります。
それは、刺激に反応して、身体の中に、元に返そうとする力(反発力)が起こるからです。
この反発力が強ければ、外から受けた悪い刺激を跳ね返すので、何ともないのです。
ですが、外からの刺激が度重なって、強過ぎたり,内からの反発力が弱かったりしますと、身体の調子がおかしくなり、不快感やショックを起こすのです。
このように、外からの刺激を受けますと、体内に反発する力が起こります。
これを実は「ストレス」と言いますので、俗に疲れた時、『ストレスだ』というのは、第1期に現れる症状のことです。
ストレスは元々、生物体が、外力をはねのけて健康に生きていくための反応でありますので、意訳して『生体防衛反応』と言います。
この続きは、次回に掲載します。