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- 少しのストレスはかえって健康を保つ元となる②
少しのストレスはかえって健康を保つ元となる②
- 2019/10/10
普段から多少のストレス刺激を加えていれば、副腎からの『防衛ホルモン』が良く分泌されるようになり、健康を保ち、病気にもならなくて済むようになるのです。
大事にされて育った子供は、放ったらかして自然に育った子供よりも、心身ともに非弱であり、冷水摩擦をやっている人が風邪をひきにくいのも、ストレス学説から考えてみれば、よくわかるでしょう。
多少嫌なことにも、疲れることにも、暑さ寒さにも、臆せずぶつかっていきますと、これが過度なストレス刺激になって、生体防御反応を高め、健康体力を強めることになるわけです。
つまり、良く学び(働き)、よく遊べ(休養)です。
貝原益軒氏も、「養生訓」で、「子供を丈夫に育てるには、少なく寒くし、少し飢えさせなければならない。寒いからとて、厚着させ、腹が減らないようにと、色々たくさん食べさせ、楽なことばかりさせていますと、虚弱児となってしまう。このことは、大人も、老人も、同じである。」と言っています。
中高年者も、多少の困難欠乏に耐えて、まめに働くことが、健康長寿への道である、という意味のことを繰り返し述べています。