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頭の疲れには身体を動かせ②
- 2019/10/15
近代産業は、都会に人口を密集させ、ビジネスマンの職場は、この都会の中でも、特に人の密度は高いです。
人波の中で、辺りに気を遣い、思うままには奮えません。
『人がうるさい、一人になりたい』という欲求が起こります。
一方、「人間疎外」の職場にいますと、『人と話し合いたい、心を通わせたい』という欲求が起こります。
この2つの矛盾した欲求が、一人の人に、こもごも起こってきます。
そして、フラストレーションとなって現れるのです。
そこで、リクレーションの仕方としては、頭を使った疲労は、身体を動かすのが良いです。
体操、散歩、スポーツなどは、精神緊張や圧迫を解消する効果があります。
ハイキングやゴルフなどは最もよいです。
環境的にも、普段の職場とは逆の状態にするのが良いからです。
これに対して、徹夜のマージャンや勝負事で精神を緊張させるのは、仕事の延長になるのでリクレーションにはなりません。
とにかく、環境も、やり方も、心の持ち方も全て、職場での状態と逆に持っていくのが効果的です。
休息、睡眠、栄養も、勿論必要ですが、心を楽しませ、身体を動かす遊び(娯楽)が大切です。
このリクレーション(レジャーの活用は)、働く人にとっての特権であり、義務でもある。
スポーツは、ディスポルダーレという古代フランス語の、働き(ポルターレ)を止める(ディス)という言葉に由来したもので、ディが取れてスポーツになったと言います。
頭を使うことで疲れた時は、自然と、身体を思い切り動かしてみたくなるものです。
これは、いわば「生命の要求」であり、実際に、頭の疲れは、身体を動かしますと、回復が早い(受験勉強に疲れた時は、じっとして休むよりは、ちょっと軽い体操などをして、積極的に身体を動かすようにすると回復しやすいのである)。