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このような人は「電撃死」を招きやすい
- 2019/11/11
近頃、新聞の死亡記事に、死因として心臓病、心筋梗塞という死因が目につきます。
大抵突然亡くなるもので、死の直前あるいは1~2時間まで、元気であったという人も少なくありません。
この心筋梗塞を主とする心臓病は、欧米の文明国では、死因の第1位で、しかも、この電撃死は、ますます増えています。
アメリカでは、年間60万人もが、心筋梗塞で亡くなっており、他の文明国でも、大体同様であります。
我が日本では、まだ欧米に比べますと少ないですが、高血圧を除く心臓病死の約半数は、心筋梗塞(心臓に流入する血液が少なくなるので、「虚血性心臓病」といいます)です。
30年前までは、極めて少なかったのですが、経済成長による生活の文明化とともに、増加の一途をたどり、最近、ますますその増加は著しいです。
職業別では、肉体労働者より頭脳労働者、それも、管理職の人達にこの病気は多いです。
また、女性より男性が罹りやすく、都市と農漁山村を比べますと、東京・大阪・名古屋などの大都市に、明らかに多いです。
年齢は、40代から50代が最も多いです。
最近は日本でも、男女の差はなくなり、アメリカ型に近づいています。
また、近年若い男子(30代以下)にも心筋梗塞患者見られるようになりました。
これらのことから、心筋梗塞を起こしやすい条件は、都会に住んでいて、欧米型の美食を摂り、身体を動かさず、頭ばかり使って、休息が少なく、精神的ストレスにさらされている人、ということになります。
それにタバコの吸い過ぎ、糖尿病などの代謝障害のあることも、発病の条件として考えられます(心筋梗塞で倒れる人は、糖尿病を合併している人が多いです)。