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美食・大食は人を殺します
- 2019/11/20
栄養学の権威、スウェーデンのウェブ・ハイゼン教授は、その緻密な統計的な研究の結果を次のように述べています。
「人々は、正しいビタミンの選択と補給によって、健康になるような食べ方をしないで、動物脂肪によって、病気になるような食べ方をしています。そうしておいて、化学薬品を使って、破壊を回避しようとします。しかし、その脂肪のこびりついた心筋を元に戻すことはとてもかなわないのです。
典型的な肉・脂肪食を摂る人は、その82%が心臓病であり、心筋は多かれ少なかれ梗塞を起こしています。そして、その65%は、健康食を思いつきますが、遅すぎるのです。そして、この遅すぎた心臓病者の85%までが、何時心臓が爆発するかもしれない致命的な爆弾を懐に抱いているのです」
北欧では、平均寿命は長いですが、心臓病(心筋梗塞)は、また世界一多いのです。
その原因として、肉・脂肪の摂り過ぎ、ビタミン不足、そして肥満、運動不足、睡眠及び休養不足を上げ、心臓死を起こすまいと思うのなら、特に胃袋に負担をかけてはならない、というのが常識になっています。
これらの科学によって明らかにされた「脂肪の過剰摂取が、心臓卒中(電撃死)の主要原因です」ということは古代の医者ガレヌス氏の「美食、大食は、剣よりも、多くの人を殺す!」という有名な文句の再認識であるわけです。
主因は、食生活にあるのですが、心臓は、「精神身体存在の中心」であるのですから、心臓病には、今日の文明の社会生活条件が、複合して作用すると考えなければなりません。
過労、神経の緊張、感情の乱れ、アルコール、ニコチン、コーヒーの摂り過ぎ、頭脳労働者の肉体労働の不足、生活不安、喧嘩、人間疎外、生活リズムの狂い、睡眠・休養の不足なども問題になります。
これを知らずにいることは、身中に潜在性の死を抱いていると言えます。