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タンパク質の摂り過ぎは不足よりももっと悪い①
- 2019/11/23
「タンパク質所要量」‥1日にどれだけ摂ればよいか、かなりの安全率を見込んであります。
動物性タンパクから主に摂るアメリカ人では、体重1㎏当たり0.8g、従って、アメリカ人の成人男子は、平均体重70㎏でありますから、「1日の所要量はたんぱく56g」となります。
日本人の大きなタンパク源となっている味噌、豆腐などは、消化吸収も最良であり、魚肉も、タンパクとして、牛豚肉などよりはむしろ良いです。
しかも、肉類も、今日では、欧米人よりむしろ、良いものを多く摂っているのです。
こう考えてみますと、現在の日本人のタンパク所要量は、アメリカ並みにすれば、平均体重60㎏として48gで良いことになります。
多少の民族差を考えても、「タンパク1日50g」でたくさんでしょう。
タンパクは、多く摂り過ぎますと、色々な障害を起こします。
これがつまりは、近年、我が国に成人病(中年病、生活習慣病)が急増している大きな理由の1つであると見られます。
それは何故か?
タンパクは、消化に手間がかかり、腸内に長く停滞しますと(多量に摂りますと停滞しやすい)、分解(腐敗)が起こって、有毒物になります。
これが吸収されますと、普通肝臓で中和されますが、慢性化しますとしまいには肝臓が悪くなって、その有害物が、全身に回って行きます。
また、アミノ酸にまで完全に消化されないものが吸収されますと、アレルギー(喘息、蕁麻疹、神経痛など)を起こしたり、酷い時にはショック死することにもなります。
この続きは、次回に掲載します。