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長寿を保証する食事①
- 2019/11/28
これまで記述してきたようなことから、魚類や植物性食品の重要なことが、再認識されてきましたが、私達は、古来の「日本人の食生活」を考えてみる必要があります。
古来の食生活は「ごはん(つかない米・麦・雑穀)を主食に、副食として味噌汁(大豆)、豆や芋や野菜、大根や瓜や葉っぱの漬物、それにイワシにサバ、小魚や鶏肉は、時々あればよし、なくてもよし、という簡素なもの(粗食といいますが、「素食」生命の元であります)」でありました。
これで極めて健康に、よく働けて長生きしました。
このことは、江戸時代に来日した宣教師たちが、こちを揃えて共感しています。
近藤正二博士が行った、日本全土の長寿村300箇所以上の、50年間にわたる甚大な調査によりますと、「黒い米や麦・雑穀を主食にし、大豆(味噌)を十分に、野菜物を多く摂る、小魚を時々食べる、大食いしない」ところに長寿村があり、「白米を大食いし、肉や脂類、魚や肉だけ、野菜が少ない」ところには長生きはいないという結論でした。
これらの長寿村も、食生活の都会化とともに崩壊していくことがはっきりわかります。
欧米式の食生活(肉食を主にし、植物性食品が少ない)の欠陥に、彼らもようやく気付き、自然食、菜食運動が、アメリカでも真剣に行っているのはそのためなのです。
また、日本を除く東南アジアでは、どこにも、成人病(中年病、生活習慣病)の兆候はほとんどありません。
それは、穀菜食が主になっていて、ビタミンB・C・Eが豊富にあり、もう一つは、線維が多いことが挙げられます。
この続きは、次回掲載します。