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「疲れやすい」と感じたら‥
- 2019/11/30
40歳の声を聞きますと、なんだか疲れやすい、性生活も多少うとましさを覚えだし、新聞などは遠ざけなければ、字が読めなくなります。
鏡を見ますと、いつの間にか、白髪が出ていたり、頭のてっぺんが薄くなったりして、ギョッとすることもあるでしょう。
顔にシワが寄り、歯がグラついて抜けたり、下顎が出っ張ってきます。
若いときと顔つきが違って、何だか「年寄りくさく」なってきます。
ですが、40歳からの顔こそ、本当の自分の顔なのです。
「40からは、自分の顔に責任を持て」と言いますのはこのことです。
まさに、「人生は40から」なのです。
孔子は「40にして惑わず」と言いました。
不安や焦り心を起こして惑ってはいけません。
老いのしるしは、顔つきの他に、皮膚はたるんでシワがより、シミも出ます。
背中も丸まり、腹は出っ張り、太り過ぎになることもあるでしょう。
それから、胃腸の働きも鈍るので、食欲もあったり、なかったり、また便秘したり、下痢したりしがちになります。
これは、誰の上にものしかかってくる向老の現象で、つまりは、代謝の失調‥消耗と再生のアンバランス‥による組織や臓器の働きの減退と、それに伴う委縮が起こるためであります。
従って、全身的に活動力は低下し、抵抗力も弱まって、病にも罹りやすく、一端病気になりますと、なかなか治りにくくなります(成人病‥中年病、生活習慣病も起こりやすくなります)。
皮膚の傷など、若い頃はすぐに治ったものも、治りにくくなります。
これにつきましては、ヂュ・ノユイの有名な実験テン「傷の治療期間は、年齢と共に指数関数的に延長する」があり、「生命曲線」と呼ばれています。
また、骨も脆くなり、関節もぎこちなくなり、骨折を起こしますと、なかなか治りません。
関節病(四十肩・五十肩、腰痛、膝痛)も起こりやすく、治りにくいので、慢性的な持病になってしまいます。