- トップページ
- >
- 貝原益軒の教えは今でも生きている
貝原益軒の教えは今でも生きている
- 2019/12/20
回数でよく話題になりますのは、貝原益軒の「養生訓」です。
「20代は4日に1回、30代は8日に1回、40代では16日に1回、50代では、20日に1回漏らします、そして60代では「精を閉じて漏らさず」とあり、40代、50代では、心細いほど少ないですが、「これは漏らす」回数であって、「交接する」回数のことではありません。
その次を読みますと、「もし体力盛んならば、60過ぎても月に1回漏らしても良いとのことで、気力の優れて盛んなる人、欲念を抑え、堪えて、久しく漏らさざれば、(鼠径部に)腫物を生ず‥」とあり、さらに「40過ぎて猶血気甚だ衰えざれば、情欲を立つことは、忍びが足るべし、忍べば返って害あり、(と言って)しばしば漏らさば大いに害あり」とあります。
ですから、「年40に至らば「房中の術」を行うべし、その大意は、40以降、血気(精力)ようやく衰うる故、精気(精液)を漏らさずして、しばしば交接すべし」と言っています。
今日では、昔に比べて、10年から15年も若くなったと言われていますから、年齢もそれだけ加えてみれば、参考になるのではないかと思われます。
要するに、性は人生最大の歓楽の一つであり、ともすれば過度に陥りますから、控えめにするに越したことはないでしょう。
あまり性的刺激に身をさらさないようにし、無理に抑え過ぎず、接するのは、しばしばでも良いですが、無理に放出しないでも良いというのです。
中年になったら、やはり食物と同様に、性も「八分目」に止めておくのが「適当」でしょう。
西洋では、「3つのW」‥wint(酒)、woman(女)、worry(心労)‥が、長寿の敵だと言っています。
これは、若い者にも、良くないものですが、40過ぎては、なおさらです。
ですが、絶対にいけないというのではありません。
「酒は百薬の長、延命の糧」と言って、適度に飲めば、長寿をもたらす、心労も適度にするのが良い、あまり心配事がなくなりますと、「安心呆け」が起こり、早く「恍惚の人」になるのです。
何の心配もないと、早く呆けてしまいます。
「女」とても、あまり抑えていますと、筋肉と同様に、「不使用性萎縮」を起こし、性機能もサビ付いて、、早く不能になってしまうと言われています。