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40代からは「ロバの人生」になる①
- 2020/01/29
40代に入りますと、何とはなしに、倦怠と疲労を覚えるもので、健康に対する不安が起こってきます。
それに、社会的地位も、収入も、若い時の理想とはかけ離れ、子供たちも、反抗期に入るとあって、あれこれ思い悩むことになる時期です。
肉体的にも、頭の毛は薄くなったり、白くなったり、顔のしわも増えてきます。
腹に脂肪が溜まってきます。
運動してみますと、すぐに疲れます。
ことに性機能の不如意が起こり、こんなはずではなかったと、寄る年波に愕然とすることもあります。
また、高血圧や糖尿病が起こり、胃の働きも弱ってきますので、胃がんの心配も起こります。
心臓の辺りも重苦しく、鈍痛があったり、動悸がしたり、心臓卒中の不安も起こります。
「人間ドック」の統計でも、生活習慣病の発見されるのは、40代の初めがピークであると言います。
このようなことから、昔から、我が国では「男の大厄は42」と言われています。
40代に入りますと、このような危険が迫っていることを警告するものであると考えれば、決して「迷信」どころではないのです。
孔子は「40にして惑わず」と言いました。
40代になりますと、これまで記述しました不安や悩み(惑い)が多くなるものですが、自分は、その惑いを抜け切った(これが、孔子の聖人であるゆえん)というゆえんです。
この続きは、次回掲載します。