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仕事も食事も「腹八分」に②
- 2020/01/02
身体が異常なほど太り、これではいけないと気付いたとき、慌てて「老化防止剤」、ビタミン剤、ホルモン剤、自然食品の色々なものに飛びつきます。
そこで、彼は安心します。
そして、また飲む、打つ、買うのです。
彼の身体は、ますます脂肪が溜まり、ちょっと動いても、心臓はドキドキします。
このようにして、自らを加速度的に老化させ、確実に墓穴へ追い込んでいくことになります。
「英雄色を好む」と言いますが、中年になりますと、誰でも欲望が募ってくる傾向にあります。
それは、40歳になりますと、性の肉体的能力は減退するものでありますが、その代償として、「目が肥えてくる」からです。
また、不如意になってくることもあり、気が立って(欲望は募り)、ますます不満が残ります。
そした、この不満がさらに欲望を募らすことになります。
これが酷くなりますと、ついには、いわゆる「女たらし」を自慢するようになります。
これは「ドン・ファン神経症」と呼ばれ、性医学者キャブリオ博士によりますと、大部分が全くの不能者であり、それをカムフラージュするための劣等感の表れであると言います。
底をついてきたことが分かりましたら、貯水池の様に、節約して「間を十分に取って」、源泉を長持ちさせるようにすることです。
中高年に入っての「性の浪費」は、全ての意欲の源泉である「男性ホルモン」の枯渇を来し、仕事への意欲もなくしてしまうことになります。
また、無理をして、腹上または腹下で、あえなく最期を遂げることもあります。
40歳を過ぎたら、食も性も、仕事も、「腹八分」に留めることです。