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「不眠症」とは「自分は睡眠不足だ」と思い込むことです
- 2020/01/09
9時間も10時間も眠っていながら、ちょっと身体の調子が悪いと、睡眠不足のせいだと思い込む人がいます。
睡眠不足をかこつ人は、とかく睡眠不足のことだけを気にしがちです。
大人は8時間‥という睡眠時間の数字に捉われ過ぎて「昨夜は7時間半しか寝ていないので、眠いのはそのせいだ」と思い込んだりします。
十分な睡眠と言いますのは、前にも記述しましたように、眠りの時間ではなく、深さが問題なのです。
眠り過ぎますと逆に身体がだるくなるくらいです。
眠いと言いますのは、「ストレス症状』の最も一般的なもので、睡眠不足でなくても、疲れすぎたり、胃腸の具合が悪い時、暑過ぎたり、寒過ぎたり、食べ過ぎやビタミン不足、考え過ぎたり、イライラしたりしても、「だるい、眠い」という感じが起こるものです。それを睡眠不足と思うことになるのです。
この原因は除かないと、「眠い、だるい」感じは取れないので、いくら睡眠を取っても睡眠不足は解消しません。
単なる睡眠時間の不足と思って眠り過ぎますと、ますます「眠い、だるい」ということになり、睡眠不足感に悩まされることになるのです。
「不眠症」とは、「自分は睡眠不足であると思い込み、そのダために悩むこと」を言うのです。
何時間もイビキをかいてよく眠っていながら、「昨夜は一睡もできなくて‥」などと言いますのは、その典型的なタイプです。
睡眠不足を気にするとなかなか寝付かれないものです。
眠ろうと焦れば焦るほど、ますますいけません。
人間の身体は、元々アマノジャクにできているものです。
「眠れなければ、いつまでも起きててやろう」と開き直ってみますと、返ってころりと参ってしまうものです。