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「昼間よく働くこと」こそ最良の睡眠法①
- 2020/01/11
クレイトマン博士の睡眠学説によりますと、動物は、人間を含めて、眠っているのが「生命の本体」であって、何も刺激がないと、冬の間穴ごもりしている兎のように、眠ってばかりいるのだと言います。
人間は社会生活をしているため、仕事をしたり、話し合ったりしなければならないので、睡眠時間は案外短いのですが、赤ん坊時代は18~20時間、小児は9~12時間も眠ります。
心地よい眠りのために、ここでちょっと睡眠の生理に触れてみましょう。
睡眠は「何故眠るのか」というより、「何故目が覚めるのか」ということが問題なのです。
何故目が覚めるかと言いますと、人間の頭の真ん中にある「間脳」という部分に「目覚めの中枢」があって、ここが刺激を受けますと目が覚め、刺激がこないと眠り続けることになります。
目覚めの中枢を刺激して目を覚まさせるものには、目からくる光、耳からくる音、精神的な緊張や内臓からくる圧迫、皮膚からくる暑い、寒い、固い、ゴワゴワすると言った刺激などがあります。
日常生活について具体的な例を挙げてみますと、外的なものでは屋内の人声で目覚めるのが6%、室内温度3.5%に対し、屋外の物音で目が覚めるのが25.8%、現代の生活が騒音に災いされ、その影響が睡眠にまで及んでいることをはっきり示しています。
この続きは、次回掲載します。