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「昼間よく働くこと」こそ最良の睡眠法②
- 2020/01/12
内的な面では、精神的なものが約3分の1を占め、中でも夢を見て目が覚めるものが27%もあります。
不安や恐怖、興奮や緊張が夢を見させる原因ですから、寝る前の気分、感情を和らげることがいかに大切かがよくわかります(最も夢見る時には脳波が波立ち、眼球が早くびくつきます‥これを「REM睡眠」、または「逆説的睡眠」と言い、脳のしこりをほぐす作用があると言います。これは後で忘れてしまうものです。ですが、覚めてから覚えている夢、普通に言う夢を見たと言いますのは、眠りが浅く乱されているためだと言います)。
肉体的な面では、排便がトップで30%、寝る前に飲み食いしますと、胃腸を刺激し、トイレに行きたくなって目を覚ますことになります。
「熟睡快眠」と言われる状態を作り出すための条件をまとめてみるとこうなります。
夕食は一家団らんのうちにゆっくり食べます。
食後はゆっくりとくつろいで過ごします。
飲食物は夕食の後はなるべく控えることです。
特に水分の多いものや消化しにくいものは摂らないようにします。
コーヒーや紅茶など脳を刺激するものは、寝る2~3時間前は絶対禁物です。
寝具(枕、布団、寝間着など)についても、寝るための条件は、色々ありますが、寝具よりも、寝る前、目覚めた後の私たち自身の心と身体の状態が、問題になるわけです。
特に、昼間の活動の仕方(心や身体の使い方)が重要です。
ストレス学説のセリエ博士によりますと、夜、寝る前になって、色々「睡眠のための方法」をあれこれやっても、効果はあまりないので、1日の生命リズム、つまり、昼間は、心も身体も、十分に使い、多少疲れるくらいにすれば、夜は「自然に」眠くなり、施錠の睡眠が取れることになるものだと言います。
つまり、昼間よく働くことこそ、最良の睡眠法であるわけです。