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早く見つければ驚くほど早く治る
- 2020/01/15
糖尿病は「贅沢病」または「美食病」とも言われ、食べ過ぎの太り過ぎから起こるものが多いです(食餌性糖尿病)。
過剰なカロリー(特に、でんぷん質や甘いもの)を摂りますと、これを処理するために、多量のインシュリンを必要とし、膵臓が疲れて、インシュリンを分泌しにくくなるからです。
また、食べ過ぎでなくても、膵臓の病変のためインシュリンの分泌不足で起こるもの(真性糖尿病)もあります。
糖尿病患者では、子供にもありますが、極わずかです。
20歳までは0.2~0.3%ですが、中年から増え、30代では1~2%、40代では4~5%になります。
我が国では30代以上に、糖尿病患者は328万人もいると言います。
太っている人は、痩せた人に比べて10数倍も多く、中年の重役タイプの人は3~4人に1人は、尿に糖が出ているわけで、糖尿病の人の80%は、自分が糖尿病だと知らずにいると言います。
軽いうちですと、食事療法とインシュリン療法で、色々な症状は驚くほど早く治るものです。
食事は、バランスの取れた低カロリー食にします(昔はでんぷん質や甘いものだけを制限しましたが、現在ではでんぷんと脂肪とタンパクをバランスよく摂り、全体として、量を少なくします)。
これで糖がでなくなれば良いですが、、尿に糖が出ても、必要なカロリーは摂り、この場合はインシュリンのなめ薬や注射をします。
インシュリンは、必ず医師の指示によって正しく使うことです。
少な過ぎては効果はないし、多過ぎると低血糖けいれんを起こし、うっかりしますと昇天する危険があります。
中年になったら、時々尿を調べて、糖尿病を早く発見し、適切な対策を立てたいものです。
なお、糖尿病は遺伝性のものもありますので、若いうちに確認しておくと良いです。