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「早期発見、早期治療」が治癒の決め手
- 2020/01/20
がんも、長い間潜行してから、病変として形に現れてくるものですが、これを早期に発見、治療すれば、胃がんなどでも、完全に治せるようになりました。
ですから、がんではないかと心配していないで、思い立ったらすぐ検査をしてもらうことです。
胃カメラなど、日本では大いに進歩していて、極めて初期の病変もキャッチできます。
「早期発見、早期治療」という言葉は、がんのためにある、というべきでしょう。
しかし、心配ばかりしていて、がんと言う言葉を聞くのも嫌だ、という「がんノイローゼ」の人が少なくないのは、どうしたことでしょうか。
がんで死ぬ人は確かに多いです。
新聞の死亡欄を見ますと、有名な人が毎日のようにがんで死んでいます。
その中には、がんの名医と言われた人もいます。
肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん(直腸がん含む)、膵臓がん、それに性器がん(子宮がん、乳がん、前立腺がん)で、2017年には37万人もの人が亡くなっているのです。
日本人では、最も多いのが、男性が肺がん、女性が大腸がんで、男女計でも1位が肺がん、2位が大腸がんです。
因みに、胃がんは第3位です。
欧米でも、肺がんが最も多く、性器がんも多いようです。
肺がんは、タバコに関係あると言いますが、スモッグや自動車の排気ガスなどにも、関係があると言われています。
がんの原因は、肺がんでもそうですが、色々な原因が絡み合っているらしいです。
男女計3位の胃がんでは、原因は一層込み入っていて、まだよくわからないとのことですが、日本人が大食すること、ことに白米の大食で、胃袋をいつも膨らましていることと、無関係ではないとも言われています。
そして、若いときから、胃が悪い(胃酸過多症、胃潰瘍、食欲不振など)こと、特に慢性の胃炎(萎縮性胃炎)で、胃袋が伸び切った風船のようになっている人に、胃がんが非常にしばしば起こるということが知られています。
そこで、この慢性萎縮性胃炎のことを「前がん状態」と呼ぶ人もいます。
がんは、「早期発見、早期治療」といつて、早く見つけて治療すれば、治せるようになってきています。
早く発見すると言いましても、がんと分かってからでは、手遅れのことも多いです。
少しでもおかしいと思ったら、すぐに検査することを習慣付けることです。