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「心配」するより「検診」を受けよ
- 2020/01/21
がん(特に胃がん)に罹らないための決め手は、医学的にはまだ分かっておりませんが、「君子危うきに近寄らず」で、何ともなくても、年に1~2回、定期検査(内視鏡検査)を受けることです。
最低でも1回は受けた方が最善です。
そうしておけば、早期発見ができ、早期治療が可能なわけです。
後は天命を待つべきです。
しかし、でたらめな食生活をしながら、がんになりはしないかと心配し、仕事も手につかない、夜も眠れない、というような人もいます。
いわゆる「がんノイローゼ」です。
心配しても、しかるべき手を打たないと、心配は募るばかりです。
心配が募りますと、そのために胃の調子がおかしくなり、さらに身体の調子も悪くなってきます。
このような「気で起こる病」のことを、ノイローゼ(神経症)と言います。
昔、天が落ちてきはすまいかと、心配して眠れなかったという人がおりました‥きじんの憂い‥というのがこのような正当な理由のない取り越し苦労は心配で、不安ノイローゼと呼ばれます。
正当な根拠のある心配は大切なこと、がんを心配するのは必要なことです。
ですが、検査をしないで心配ばかりして、夜も眠れない、仕事も手につかない、気分が落ち着かずおびえた感じが付きまとって離れない(これだけではノイローゼではありません)が、もう一歩進んで、気が狂いそうになったり、心臓がドキドキしたり、めまいがしたりするようになってきますと、立派なノイローゼです。
ノイローゼは、「気から起こった身体の病変」ということで、神経、ホルモンの失調を起こして、生活習慣病に地盤を提供することになるのです。