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ストレスから起こる胃がん
- 2020/01/28
「朝はどうも食欲がない」「食後に胃がもたれる」という人が多いです。
また、「急に食嗜好が変わった」「お腹がすくと胃の辺りがしくしくする」「いくら食べても、スカスカして落ち着かない」などという人もいます。
このような訴えは、胃が悪い時に起こるもので、医者は、慢性胃炎、胃潰瘍という診断をするでしょう。
その原因は、これまでは大抵食べ過ぎ、飲み過ぎであって、10代、20代の人に多かったです。
ところが、最近の胃の不調は、30代から多くなるのです。
段々と責任のある地位に就いて、心を労することが多くなりますと、始まってきます。
これは、宴会で美食し、つい食べ過ぎ、飲み過ぎるということにもよるでしょうが、実は、精神的に緊張を続けることが、その主な原因なのです。
ですから、飲食を慎んだだけでは、なかなか治りません。
タクシーの運転手などに、胃の不調を訴える人が多いですが、この人たちは、食べるものもろくに食べないで、働きまわっているので、食べ過ぎが原因でないことは明らかです。
では食事の時間が不規則だからとも考えられますが、食事をきちんと摂っても、胃の調子が良くならないのですから、そうではありません。
新聞や雑誌、ラジオやテレビのような、時間に迫られる仕事をする人にも、胃の悪い人が多いですが、一般のビジネスマンにも少なくありません。
日本では、ストレスが多いうえに、不規則な生活、食生活の偏り‥白米や白いパンを食べ、肉や魚を摂り、野菜は少ないが全般的にカロリー過多‥ということが加わっています。
このようなことが、日本を世界一の胃病の国にしていると言われています。
では、胃がんにならないためにはどうすればよいか。
先ず胃を悪くしないようにします。
美食、過食、過飲、食事の不規則を避け、特に40代の人は、感情を豊かに持ち、精神的な緊張の後には、ストレスを開放するように努めることが必要です。
しかし、「がんで亡くならない」ためには、早く見つけて、早く治療することが肝心です。
胃がんは大抵が治ります。
がんはもはや医学の進歩等により「死神の矢」ではなくなったのです。