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フラストレーションは早めに解消せよ②
- 2020/02/12
このフラストレーション、つまりムシャクシャした状態を続けていますと、それがうっ積して、ついには爆発して大事故を引き起こし、あるいは内攻して、ストレスを引き起こし、ひいてはノイローゼや心臓病、あるいは生活習慣病と言われる病気を起こすことになります。
ところで、子供は、フラストレーションに悩まされることがあまりありません。
と言うわけは、欲しいおもちゃを買ってもらえない時は我慢しないで、ダダをこねたり、暴れまわったりするので、不平不満は発散されてしまうからです。
この現象を生理学で解消しますと、したいことが押えられたとき、感情の座である間脳が圧迫され、そこからの刺激が、脊髄を伝わって副腎の髄質に働きかけ、そこからアドレナリンと言うホルモンを分泌させます。
アドレナリンは、心臓を早く打たせ、肝腎の糖分を動員して神経の筋肉の働きを高め、身体を動かして攻撃したり、あるいは逃げたりするのに、都合の良い状態にすると言うわけです。
ここで、子供ならワンワン泣いたりして、ひと暴れし、うっぷんを晴らすのですが、現代社会に住む我々、ことに分別盛りのいい年をした中年の人達は、気に食わないからと言って、上役の頭を殴るわけにはいきません(悪口雑言式のドタバタ漫才がはやるゆえんか? )。
そして、こうしたフラストレーションが積もり積もってきますと、「機械人間」はサビ付いてきて、性能は低下し、使い物にならなくなったり、あるいはうっ積が爆発して、ストライキを起こし、会社の機能が止まってしまうことになります。
ですからどこかにはけ口を求めること(周囲の人にも自分にもプラスになるリクレーション)は、生命の要求であり、さらに進んで不平不満の解消も職場における重要な課題になるのです。