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「適度」は人によって違う
- 2020/02/24
健康度は適応力の違いによって、一人一人違うのであり、健康法と言うものは、その人に何が適しているか、またそのやり方(強さや時間など)も、人によつて違えて行かなければなりません。
それなのに、誰にも、同じものや同じやり方を勧めるのは誤りであり、ある人に効果のあったものも、他の人には無効であり、時には危険でさえあることにもなるわけです(ジョギングで死ぬ人も少なくありません)。
例えば、筋肉を動かすにしても、ある人には適度であって、筋肉の発達を促すのですが、他の人には強過ぎて、筋肉は破綻するかも知れませんし、あるいは弱すぎて無効化であることもあり得ます(ルーの原則によれば「筋肉は使い過ぎると破綻して、使わないでいると委縮し、適度に使うときのみ発達する」と言います。)
この適度ということは、同じ人でも、「適度」ということが問題になります。
つまり、適度の強さということは、初めから決まっているのではなく、やってみて次第に強くなるような場合に、初めてわかるのです。
運動の効果は、もちろん筋力をつけるだけではありません。
「人は心臓と肺で走る」という名言がありますが、これは走ることによって、心臓と肺に適当な刺激が与えられるのであり、心臓も肺も、そして体内の血液循環も良くなり、全身的に丈夫になり、健康になることを教えたものです。
ですが、中年者は、適応力が衰えていますから、若い人の適度をそのまま鵜呑みにしてはなりません。
多少、心臓がドキドキし、息が弾むくらいで止めておくことが肝心です。