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風邪の治療は、安静・保温・栄養が基本
- 2020/06/11
風邪を起こすウイルスに直接効く薬はないと考えてよいでしょう。
そのようなわけで、風邪をひいてしまったら、安静・保温・栄養の三原則を守ってなるべく早く治るように心掛けることが最も良い対応と言えます。
安静は、何も一日中じっと床の中に入っている必要はなく、家の中にいてくつろいで、好きなテレビ番組を見たり、軽い読み物を読んでも構いません。
冬でしたら、部屋全体を適温に保つ工夫が大切で、寒い部屋の中で手足だけを炬燵で温めている状況は好ましくありません。
汗が出て下着が湿っぽく感じられる時は、暖かいところで、肌着を取り換えることも必要です。
そうしないと、肌着に沁み込んだ汗が蒸発する時に熱を奪い、身体が冷えてよくありません。
食事内容は、栄養価の高いものにこしたことはありませんが、風邪の時には大抵、胃や腸の働きも鈍っていますので、何も無理をして多く食べる必要はありません。
食欲と嗜好に応じて、栄養のバランスを考え、3食をきちんと食べればよいでしょう。
ただ、発汗のため、身体の中の水分が不足がちになりますので、水分を十分に摂るよう心掛けることが大事です。
ビタミンなども期待できる果汁や緑茶などは、この目的に適った飲物と言えます。