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診察の一般的心得
- 2020/08/13
お客さまは、何らかの異常を感じて医療機関を訪れます。このため、お客さまは精神的・肉体的に弱者の立場にあると言えます。また、お客さまの訴えを聞き取り、診察をする過程では、お客さまのプライバシーに介入することが少なくありません。
こうしたことから、お客さまを診察する時には、常に真摯で温かみのある親切な態度を取る必要があります。そして、お客さまから信頼され、尊敬されるように心掛けます。このように心掛けてお客さまに接すれば、お客さまから協力が得られるようになり、正しい診断と適切な治療を実行することができます。お客さまから信頼されないまま診療を行えば、誤診につながったり、場合によっては医療訴訟に発展することもあります。
正確な診断を下すためには、常に細心の注意を払わなければなりません。些細な異常所見をも見落とさないよう、一定の方式で系統的に秩序立てて診察すると良いです。
診察の進め方は、お客さまの状態に応じて、診察する順序は適宜変更しても良いです。例えば、腹痛を訴えてくるお客さまでは、先ず腹部を診察します。ただし、この場合でも、異常所見は必ずしもお客さまの訴えている部位にのみ限局しているわけではありませんので、他の部位の診察を怠らないように注意します。
当院は、全身治療を基本としておりますので、全ての身体の異常部位をお伝えしております。