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医療面接(病歴聴取)家族歴
- 2020/08/31
8.家族歴
祖父母、両親、同胞、配偶者、子供などを中心に、健康状態、罹患した疾患、死因、死亡時年齢などを記載します。家系図として描いておきますと理解しやすいです。家族内に発症しやすい疾患としましては、筋ジストロフィーなどの遺伝性疾患がありますが、遺伝性でなくても、同じ生活環境のために家族内で発生する疾患や、家族内に感染が起こる疾患もあります。高血圧症、糖尿病、脳血管障害、造血器疾患、代謝疾患、アレルギー性疾患、精神神経疾患、奇形、内分泌疾患、悪性腫瘍などが家庭内で発症しやすいです。
遺伝性ないし体質的疾患では、祖父母よりさらに世代をさかのぼり、あるいは親類まで調査をする必要があります。
家族歴を正確に知るためには、お客さま及び家族の協力が重要です。また、調査の際には、家族への聴き方の配慮が必要です。