- トップページ
- >
- 触診(意義と方法)
触診(意義と方法)
- 2020/09/10
(1)触診(意義と方法)
触診では、お客さまが異常感を訴える局所、あるいは視診によって診察者が異常所見と判断した部位の性状を、診察者が自らの手指で触って詳しく調べることに意義があります。
触診の方法は、身体各部によって異なりますが、皮膚・皮下組織などの体表部分、筋肉・骨・関節など、そして内部臓器などを手指で触れて診察します。
触診では、局所の熱感・緊張・弛緩・圧痛・知覚過敏などを診察者の指先の感覚で捉えます。しこり・硬結・腫瘤などがある場合には、その大きさ・形状・硬さ・可動性・周囲との癒着・圧痛などを調べます。肝臓など臓器を触知する場合は、その臓器であることを確認するとともに、表面や辺縁の性状・硬さ・緊張度・圧痛などを調べます。