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触診(注意事項)
- 2020/09/11
(2)注意事項
①手掌・指先は清潔にし、爪は適宜整えておきます。
②手指は適温を保つようにします。ことに冬季です。いきなり冷たい手で触られますと、皮膚・筋肉が緊張して十分な所見が得られにくくなります。
③触診は、最初は柔らかく広く触れ、力を加える場合は、徐々に加えて徐々に抜くようにし、決して衝撃的に行なってはなりません。
④お客さまの訴えている局所のみを触診するのではなく、むしろ他の部位の触診から開始して、最後に問題の局所を入念に触診しても良いです。例えば、腹部などで疼痛のある部位を最初に診察しますと、腹壁筋肉が緊張してしまい、詳しく触診できなくなる場合があります。ただし、このような場合には、「痛む箇所は最後に詳しく診察しますから」とお客さまに説明して、不信感を抱かせないようにします。
⑤体位、姿勢、肢位を色々変えて触診することも重要です。