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脈拍(不整脈)
- 2020/10/06
<脈拍>
4.不整脈
正常では脈拍は規則正しいですが、脈拍のリズム(調律)が乱れている状態を不整脈といいます。不整脈は心疾患によって起こりますが、器質的な心疾患がなくても起こり売ります。不整脈の存在は触診で確認されますが、心臓聴診や心電図検査によって診断を確定します。
不整脈には次のようなものがありますので、参考にしてください。
①洞性不整脈‥吸気時に脈拍数が多く、呼気時に少なくなるもので、呼吸性不整脈とも言います。ただし、病的な意義はありません。
②期外収縮‥心拍が、その起こるべき時期よりも早期に出現するものを言います。脈拍は欠滞して触れないことがあります。
③絶対性不整脈‥各脈拍の間隔・強さ・大きさが不同で不規則なものを言います。心房細動で起こります。
④心ブロツク‥洞結節から心室に至る刺激伝道が障害されて起こります。完全房室ブロックでは徐脈になります。
⑤交互脈‥脈拍の大きさが交互に変わるものを言います。
➅奇脈‥吸気時に脈拍が小さくなり、時に触れなくなります。心膜炎・縦隔腫瘍などで出現することがあります。