- トップページ
- >
- 上肢の関節(肘関節)
上肢の関節(肘関節)
- 2020/12/19
<運動器系・全身の骨格>
3.上肢の骨格
(3)上肢の関節
④肘関節
肘関節は、肘部で上腕骨・尺骨・橈骨の3つの骨がそれぞれ連結し合う複関節であり、、腕尺関節・腕橈関節・上橈尺関節が1つの関節腔内にあります。関節包の両側には内側・外側側副靭帯がついて補強します。
イ.腕尺関節
腕尺関節は、上腕骨滑車が尺骨の滑車切痕と作る関節で、蝶番関節です。肘関節の屈曲・伸展に関わります。
ロ.腕橈関節
腕橈関節は、上腕骨小頭が半球形の関節頭になって、橈骨頭上面の橈骨頭窩という丸く浅い窪みに対面してできます。この関節は自由度が高い球関節であり、蝶番関節であります腕尺関節の動き(屈伸)や、車軸関節であります上橈尺関節の動き(回内・回外)に連動して動きます。
ハ.上橈尺関節
上橈尺関節は、橈骨頭の側面にあります関節環状面と、尺骨にあります橈骨切痕との関節です。円柱状をした橈骨頭の長軸を回転軸として、橈骨面の関節環状面の橈骨切痕を滑って回転する車軸関節です。これにより前腕の回内・回外が行われます。
橈骨切痕の縁につきます橈骨輪状靭帯は、輪になつて橈骨頭を取り囲み、橈骨頭が橈骨切痕から離れないようにします。