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上肢の関節(橈骨・尺骨の連結)
- 2020/12/20
<運動器系・全身の骨格>
3.上肢の骨格
(3)上肢の関節
⑤橈骨・尺骨の連結
橈尺関節は前腕骨間膜からなります。
橈尺関節には、前腕上端にあります上橈尺関節と、前腕下端にあります下橈尺関節があり、いずれも車軸関節です。
イ.上橈尺関節
上橈尺関節は肘関節を構成する関節の1つで、橈骨頭の関節環状面が橈骨切痕を回転します。
ロ.下橈尺関節
下橈尺関節は、橈骨にあります尺骨切痕に尺骨頭の関節環状面が対面してできます。尺骨頭の下方には、尺骨切痕下端から尺骨の茎状突起の間に張ります関節円板があり、尺骨頭は手関節の関節腔から隔てられます。前腕を回外位から回内する時、橈骨下部は尺骨頭の前方を回って内側に移動します。
ハ.前腕骨間膜
前腕骨間膜は、向かい合った橈骨と尺骨の骨間縁同士を結ぶ強靱な膜状の靭帯です。骨間膜を境にして、前腕前面には屈筋群がつき、前腕後面には伸筋群がつきます。