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自由下肢の骨(足の骨:足根骨)
- 2021/01/05
<運動器系・全身の骨格>
4.下肢の骨格
(2)自由下肢の骨
④足の骨
イ.足根骨
足根骨は、近位の2骨(距骨・踵骨)と遠位の5骨(舟状骨・内側楔状骨・中間楔状骨・外側楔状骨・立方骨)の7つが存在します。近位の2骨は遠位の5骨に比べて著しく大きいです。
a.距骨
近位の足根骨のうち内側に位置し、以下の3つの関節面を持ちます。
ⅰ.距腿関節の関節頭として距骨上面に膨隆した距骨滑車
ⅱ.距骨前面にあります角状骨との関節面
ⅲ.距骨下面にあります踵骨との関節面
です。距骨間接とは、足関節のことであり、距骨は足関節に関わる唯一の足根骨です。また、距骨と踵骨との関節を距骨下関節と言い、距骨は踵骨の上に乗ります。
b.踵骨
足根骨の中で最大の骨で、後方に大きく突出した踵骨隆起にはアキレス腱が付着します。この隆起は直立二足歩行する人間に特徴的です。また、踵骨内側には腓骨を乗せている載距突起が棚のように突出します。