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創傷治癒・組織内異物の処理(肉芽組織の増殖と治癒瘢痕化)

2021/01/11

<進行性病変>

5.創傷治癒・組織内異物の処理

(1)創傷治癒

①肉芽組織の増殖と治癒瘢痕化

今表皮に外傷や熱傷で、ある程度大きなびらんないし潰瘍ができたとしますと、1週間経ちますと、創面に肉のような柔らかく、赤い顆粒状のツブツブを伴った出血しやすい組織ができてきます。この新しくできた幼若な組織は肉芽組織と呼ばれています。これを組織学的に調べてみますと、赤い顆粒状のツブツブは、毛細血管を中心にした線維芽細胞の増殖で、組織全体としてはいまだ膠原繊維が少なく、水分の多い気質からなり、白血球や貧食細胞などを含んでいます。これらの細胞は壊死に陥った組織や細胞破片や細菌などを貧食し、清掃役を果たしているのです。しかも、毛細血管が豊富で血液の供給が盛んでありますと、組織の増殖や清掃活動が活発にできますから傷の治りも早いことになります。従って、柔らかい引き締まった血色のいい肉芽組織は「良い肉芽」と言われ、創面の包帯交換の際、それを見て速やかな傷の治癒を予見できます。それに反し、血色に乏しくて、浮腫状で混濁した感じの肉芽は「悪い肉芽」で、傷はなかなか治りません。全身状態が悪かったり、栄養が不良だったり、放射線で毛細血管が障害を受けたりしていますと、肉芽組織の血液循環は不十分で、線維芽細胞の増殖も不良のため、縫合した傷が接着せずに開いてしまうことがあります。また、健康な人でも細菌感染が加わったりしますと悪い肉芽ができ、治癒が遅れることがあります。

肉芽組織は、日が経つにつれて次第に膠原線維が増して、毛細血管、遊走細胞が減少し、ついには硬い結合組織の瘢痕に変わり、さらに時日の経過とともに収縮して、瘢痕性は収縮を起こすに至ります。

肉芽組織のできる量、従って瘢痕の大きさなどは傷の性質や細胞感染の強さなどによつて異なります。例えば、外科的手術で創られた傷は、細菌感染もなく、最小限の量の肉芽組織で治癒しますけれど、鈍な外力による複雑な傷、深い熱唱、細菌感染の加わった傷などは肉芽組織の量も多く、瘢痕も大きくなります。外科的手術で創られた傷のきれいな傷の経過を一時的治癒(外科的治癒)と言い、虫垂摘出後の皮膚瘢痕や、胃、腸の吻合手術のつながり方などはこれに相当し、月日が経ちますと吻合部などはほとんど見分けがつかないほど瘢痕は小さくて済みます。鈍の外力によります複雑な傷は、大量の肉芽と瘢痕の残存を伴う場合の創傷を二次的治癒(肉芽形成治癒)と言います。一応このようにして区別していますが、両者の間に本質的な違いはなく、単なる程度の差に過ぎません。

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