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出血性炎
- 2021/02/03
<炎症>
2.炎症の分類
(4)出血性炎
出血性炎は、滲出物中に多量の赤血球が混じっている場合で、赤血球のような運動性のない大きな細胞が血管外に出るのは、血管壁の傷害が強く起こっていることで、組織障害が強烈であることも意味しています。インフルエンザ肺炎では、肺胞内に強い出血が起こることがあり、また劇症肝炎では、肝臓全体が壊死と出血に見舞われます。
注:劇症肝炎
原因は、ウイルス、中毒、感染症などで起きてくる肝臓全体の壊死性肝炎です。