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篩骨
- 2021/02/07
<運動器系・全身の骨格>
5.頭蓋骨
(2)頭蓋骨を作る骨
➅篩骨(ふるいこつ)
篩骨は、蝶形骨体の前、前頭骨の後ろにある骨で、内頭蓋底でもあり、鼻腔の上部でもあるほか、眼窩の構成にも関与します。篩骨の主体を成します中央部は、2枚の平たい骨の板が水平と垂直に交叉した十字型の部分で、水平の板の両端には鼻腔の壁を成す篩骨迷路が下がります。
水平の板は、小孔が「篩い」のように開く篩板です。垂直の板の上方は、篩板の上に少し出る鶏冠で、篩板より下方に出た板は垂直板と呼ばれ、鼻中隔の上部を成します。篩板の両端からぶら下がった1対の篩骨迷路の中には、鼻腔と連絡します多数の小砲からなります篩骨蜂巣(篩骨洞)があります。また、篩骨迷路の外側面は、眼窩の内側壁を成します。