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口蓋骨・下鼻甲介・鋤骨
- 2021/02/10
<運動器系・全身の骨格>
5.頭蓋骨
(3)顔面を作る骨
③口蓋骨・下鼻甲介・鋤骨
口蓋骨は、上顎骨の直後にあって、水平と垂直の板からなりますL字型の骨で、左右1対あります。水平板は口蓋の後方部、垂直板は鼻腔の側壁後方部を作ります。口蓋骨の後縁は蝶形骨の翼状突起と連結します。
上顎骨、口蓋骨と翼状突起との間にできたわずかな窪みを翼口蓋窩と呼びます。
下鼻甲介は、鼻腔の外側壁に位置します貝殻のような形をした小さな骨で左右1対あります。鼻腔の外側壁から屋根のひさしのように鼻腔内に突き出ます。
注:上鼻甲介と中鼻甲介は単独の骨ではなく篩骨の一部でありますが、下鼻甲介は単独の骨です。
鋤骨は、篩骨の垂直板の下方で鼻中隔の下部をつくる板状の骨で、牛に引かせて土を掘り起こす鋤に似ているところからこの名があります。