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顎関節
- 2021/02/13
<運動器系・全身の骨格>
5.頭蓋骨
(4)頭部の関節(顎関節)
顎関節は、下顎骨の関節突起先端の下顎骨が側頭骨の下顎窩にはまって関節を成したもので、左右1対あります。関節内には主に線維軟骨でできた関節円板があって、関節包に付着します。関節包は緩く、外側・内側で靭帯によって補強されます。機能的に、顎関節は左右の1対が共同して働きます。その運動は下記の3つに分けられます。
①上下運動:口の開閉であり、食べ物を噛み切る動作です。
②前進-後退:下顎頭を前に引き出す動作は、開口の切っ掛けとなります。このとき、下顎頭と共に関節円板にも前に引き出されます。
③側方への回旋:咀嚼の際の磨り潰し運動です。