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鎖骨下筋と前鋸筋
- 2021/02/16
＜運動器系・体幹＞
１．体幹の筋
（１）胸筋
③鎖骨下筋
鎖骨の下面に沿って走る筋で、体表からの観察はほとんどできませんが、鎖骨を下内方に引き付けています。上腕の強い運動の際、鎖骨が過度に引っ張られないように固定し、胸鎖関節の脱臼を防ぎます。また、筋の直下を走行する鎖骨下動・静脈のクッションの役目を果たしています。
④前鋸筋
胸部の側面にある薄い筋で、腋窩の内側壁を作ります。起始が外腹斜筋の起始と組み合ってギザギザの輪郭を持ち、鋸の歯を連想させるところからこの名があります。全体として肩甲骨を前方に引きますが、特に下方の筋束は下角を前方に引いて肩甲骨を回し、肩関節の屈曲と外転を助けます。
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