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深背筋(第1層 棘肋筋)
- 2021/03/05
<運動器系・体幹>
1.体幹の筋
(4)背筋
②深背筋
深背筋は上肢の運動とは関係がなく、さらに由来と機能の異なる2層の筋群に分けられます。
イ.第1層(棘肋筋)
上後鋸筋と下後鋸筋があり、椎骨の棘突起と肋骨を結ぶことから、棘肋筋と呼ばれます。肋骨を上下させ、呼吸の補助筋として働きますが、薄い筋でその力は弱いです。いずれも、肋間神経の支配を受け、本来は肋間筋と同じ筋群に属する筋で、下層の固有背筋とは厳密に区別されたものです。上後鋸筋は菱形筋に覆われ、肋骨を引き上げ吸気筋として、また、下後鋸筋は広背筋に覆われ、肋骨を引き下げる呼気筋として働きます。