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がんの内因(ホルモン)
- 2021/03/15
<腫瘍>
1.腫瘍の一般
(8)腫瘍の発生原因
②がんの内因
ロ.ホルモン
前立腺がん、乳がん、卵巣がん、子宮がんなどは、発生や増殖の促進に性ホルモンが関与している症例が多く、例えば、前立腺がんの治療には睾丸の摘出が行われています。ホルモンの影響を受けて、増殖が促進される腫瘍ホルモン依存性腫瘍と称します。
これに対しまして、腫瘍がホルモン又はホルモン類似的物質を産生し、機能的な異常があるとみられる場合もあります。ある種の肺がんが副甲状腺ホルモンに類似した物質を産生し、結果的に高カルシウム血症が発生することは稀ならず認められます。