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呼吸運動
- 2021/03/17
<運動器系・体幹>
2.体幹の運動
(4)呼吸運動
吸息運動は、外肋間筋による肋骨の拳上と横隔膜の下方への収縮によって起こります。深吸息時には、さらに胸鎖乳突筋、斜角筋、大胸筋、前鋸筋などが加わります。呼息運動は、吸息筋の弛緩と内肋間筋によります肋骨の下降及び腹壁筋の収縮による横隔膜の拳上によって起こります。
注:胸部はさらに大・小胸筋、前鋸筋、鎖骨下筋、背部には僧帽筋、広背筋、肩甲挙筋、菱形筋があり、これらの筋群は上肢帯の運動に関与しています。上肢帯が体幹と連結するのは胸鎖関節のみで、鎖骨の運動により肩の位置が決められます。鎖骨と連結します肩甲骨は、肩鎖関節を中心に回旋運動を起こします。