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臍部
- 2021/03/22
<運動器系・体幹>
3.体幹の局所解剖
(2)腹部
①臍部
臍は、言うまでもなく出生時に切断された臍帯の切り口が皮膚で被われたものです。母体からの栄養を運んだ臍静脈は、胎児循環の終了に伴って索状の結合組織(肝円索)となります。肝円索は前腹壁内面と肝臓下面との間に張ります肝鎌状間膜の下縁の中に残ります。また、胎児の臍動脈は途中までは骨盤内臓の血管に転用されますが、その先は結合組織化して索状になり、臍より下方の腹壁の内面に腹膜のひだを作ります。臍は、通常第3と第4腰椎間の椎間円板の高さにあります。