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扁平上皮がん
- 2021/03/23
<腫瘍>
3.悪性腫瘍
(1)がん
①扁平上皮がん
扁平上皮がんは、がん細胞が重層して重なり合い、角化を示すところは重曹扁平上皮に似ています。発生部位は、皮膚、消化管では口腔、舌、咽頭、食道、肛門、呼吸器では副鼻腔、喉頭、気管・気管支、その他腎盂以下の尿路、子宮頸部などです。副鼻腔や気管支粘膜は、生理的には線毛を持った円柱上皮で被われているのですが、がん化の際は未分化細胞に異常が起こり、理由はよくわかりませんが、扁平上皮の形質を持った方向へがん化します。扁平上皮生はまた、慢性気管支炎でよく見られる現象です。