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液性免疫と細胞性免疫
- 2021/03/28
<免疫異常・アレルギー>
1.液性免疫と細胞性免疫
一般に生体の中に抗原が侵入しますと、液性免疫と細胞性免疫の2種類の免疫応答が誘導されます。液性免疫では、抗原に対して免疫グロブリンからなります抗体が形成されますが、これは主にB細胞から分化した形質細胞によって行われます。これに対しまして細胞性免疫では、細胞の表面に提示された抗原と反応する特殊なT細胞が産生されます。細菌やウイルスの感染が成立しますと、液性免疫と細胞性免疫の両者が誘導されますが、細菌やウイルスの性質によって2つの免疫反応の比重が異なり、各種疾患に固有の反応が導かれることになります。