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液性免疫
- 2021/03/29
<免疫異常・アレルギー>
1.液性免疫と細胞性免疫
(1)液性免疫
抗原刺激を受けたB細胞は、同じく抗原刺激を受けたТh2細胞の産生するサイトカインによって分化誘導と増殖が促進され、抗体を産生するようになります。産生された抗体は抗原と結合して、抗原が標的細胞の受容体と結合することを妨げます。また、抗体には抗原としての微生物などを大食細胞(マクロファージ)に取り込まれやすくオプソニン効果があることが知らされています。同時に抗体には補体を活性化させて直接細菌の膜を破壊する働きもあります。産生された抗体による直接、間接の攻撃が多重に仕組まれています。