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アレルギー
- 2021/03/31
<免疫異常・アレルギー>
2.アレルギー
免疫学的な仕組みによって発生する過敏反応が、細胞や組織を障害する場合、これらを総称してアレルギーと言います。免疫の機構は、新入物や異物を排除するための防御の仕組みとして重要な働きをしていますが、場合によって過剰な免疫反応が有害な作用を及ぼします。
過敏反応の機序はCoombsによつてⅠ型からV型まで5型に分類されました。Ⅰ型からⅢ型までは抗体によって引き起こされた反応で、Ⅰ型はⅠgE抗体による傷害であります。Ⅱ型、Ⅲ型はⅠgM、ⅠgG抗体によるもので、Ⅱ型は抗体や補体による直接的な傷害であり、Ⅲ型は免疫複合体による間接的な傷害です。Ⅳ型はTリンパ球による遅延型の過敏反応です。最近、Ⅱ型アレルギーの亜型としてⅤ型が分類されました。