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細胞・組織・器官・器官系・個体
- 2021/05/22
<生理学の基礎>
1.生理学の特徴
(3)細胞・組織・器官・器官系・個体
人の身体は多数の細胞から構成されます。細胞の数は、正確には分かりませんが、成人ではおよそ60兆個にも達すると言われています。各細胞は個体の機能の一部を受け持つています。同じ種類の細胞が集合して組織を構成します。組織には上皮組織、支持及び結合組織、筋組織、神経組織があります。これらの組織が一定の配列もとに組み合わされて、一つの機能を営む器官を構成します。例えば、心臓や肺はそれぞれが器官です。さらにいくつかの器官が集まって、①神経系、②感覚系、③運動系、④呼吸器系、⑤循環系、➅消化系、⑦排泄系、➇内分泌系、⑨生殖系などの器官系を構成します。これらの特殊な役割を持ちます器官系が協調的に働くことによって、一人の生体(個体)としての生命現象を営むことができます。