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核
- 2021/05/25
<生理学の基礎>
2.細胞の構造と働き
(2)核
核は一般に球形で、核膜に被われています。核膜には核膜孔があり、ここを物質が出入りします。核は通常1個または数個の核小体を含んでいます。核には個体の形質に関する全ての遺伝情報を持ったDNA(デオキシリボ核酸)が存在します。DNAは細胞増殖やタンパク質の合成に重要な役割を果たします。DNAはタンパク質と複合した染色質の形で核内に存在していますが、細胞分裂の際に凝集して染色体を形成します。人には46本の染色体があります。
注1:染色体
人の染色体は22対の常染色体(合計44本)と2本の性染色体の合計46本です。
注2:核小体
核小体はリポソーム合成する場です。
注3:真核細胞と原核細胞
核膜で被われた核を持つ細胞を真核細胞と言います。人の細胞はすべて真核細胞です。核膜を持たない細胞を原核細胞と言います。